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山梨県小菅村を視察 SDGs勉強会

SDGsに関する事業を視察するため、東京マウンテンの理事メンバーは2020年10月28日、奥多摩町に隣接する山梨県小菅村を訪れました。

小菅村の人口は約700人。そんな小さな村で、持続可能かつ先進的な事業が数多く生まれ、全国から注目を集めています。

まず訪問したのは、事業の中心を担う「NPO法人多摩源流こすげ」。村の貴重な資源である多摩川を生かした「多摩川の源流」をブランディングテーマとして掲げ、多摩川流域の人々と積極的に交流を図っています。

2010年に「NPO法人多摩源流こすげ」が発足して以来、この村に誕生した事業は分野も内容も多岐にわたります。

都市部の大学と協働して小菅村の文化、自然、食などの体験学習を行う「多摩川源流大学」の開講をはじめ、特産品の開発、森林資源の循環・活用活動、企業と連携した地方創生事業などなど(す、すごい!)。

「多摩川源流大学」の参加者たち

でもなぜ、この小さな村に新規事業が次々と生まれるのでしょうか? 担当者の石坂さんは、“関係人口”という言葉を口にします。

「地域おこし協力隊や大学生などの若者が定期的に訪れ、事業に参加できるスキームを整備しました。いまは関係人口と呼ばれていますが、村外の人との関係を築いた結果、高齢化が進む村に活力や新しいアイデアが生まれはじめました」

新しい動きに村民も賛同の声を上げ、「自分の地域をよくしたい」という波が村全体に広がります。

石坂さんは「整備というと大げさですが、若者にとって村での生活はすべてが教科書のようなものですから。新鮮さを感じてくれたのかもしれませんね」と頬を緩ませます。

農作業の合間に談笑する様子

東京マウンテンのメンバーは、「NPO法人多摩源流こすげ」の代表を務める株式会社EDGEの嶋田俊平社長とも意見交換を行いました。

嶋田さんは「700人の村がひとつのホテルに。」をコンセプトに、2019年8月、分散型古民家ホテル「NIPPONIA小菅 源流の村」をオープンしました。モデルとしたのは、イタリア発祥の「アルベルゴディフーゾ」という概念だったそう。

「村内に点在する空き家を活用し、客室や食堂などの機能をそれぞれの空き家に分散させて村全体をホテルとする考え方です。宿泊施設の『崖の家』と『大家』は、いずれも築100年を超えます。改修にあたっては、すべてを新しく作り変えるのではなく、“残す”を意識しました。古民家がもつ風格や趣を崩したくありませんでしたから」

建物の骨格である梁や柱、土壁、元の家主の自慢だったという日本庭園――。歴史と時間の経過を感じさせつつも、美しく整備された古民家の姿が、嶋田さんの話を裏付けています。

歴史と現代を融合してビジネスを生む。SDGsの項目である「11.住み続けられるまちづくりを」「12.つくる責任 つかう責任」の体現を目の当たりにした東京マウンテンメンバーでした。

旬のものと地元のもの。源流の清らかな水で育った地物を味わえます

最後は、舩木村長同行のもと小菅村役場へ。源流文化と時代への柔軟な対応は相反するものではなく、両軸で進めていく必要性など意見交換を行いました。

奥多摩町の隣町ですが知らないことばかり。そこで起きている流れや事業のすべてが新鮮で、有意義な勉強会となりました。

小菅村の船木村長(中央下)と東京マウンテンメンバー

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